ニュースレター 第49号 (2007年12月発行)
第10回国民会議総会・記念フォーラム報告

 会員の皆様のご支援を受けて、ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議は発足10年目を迎えました。2007年12月1日(土)、東京・四ッ谷のエフプラザにおいて、第10回国民会議総会・記念フォーラムを開催しました。
1.総会
 午前9時30分から10時30分まで、年次総会を行いました。山田久美子常任幹事の司会で、会場からの推薦により神山美智子副代表が議長に選任されました。
(1)議題1:第9年度の活動報告
 まず、中下裕子事務局長から第9年度の活動報告があり、続いて、ダイオキシン委員会(藤原寿和委員長)、食品プロジェクトチーム(植木延江さん)、CS(化学物質過敏症)チーム(網代太郎さん)、広報委員会(中村晶子事務局次長)から活動報告および次年度活動方針の説明があり、第9年度活動報告は出席した会員により承認されました。
 次いで、中下事務局長から第10年度活動方針が示され、中地重晴常任幹事からの化学物質審査法見直しについての補充発言をいれて、活動方針も承認されました。
(2)議題2:第9年度会計報告および第10年度予算案
 菊地美穂事務局次長より第9年度会計報告および第10年度予算案の提案があり、ともに承認されました。
(3)議題3:役員選任
 新しく常任幹事に尾谷恒治さんが選任されました。
(4)意見交換
 会場の会員の方から、杉並病判決、ドイツにおける珪藻土の全面禁止などについての情報提供、リスク論が世を席巻しそうになっている状況についての意見交換がありました。
2.報告「ダイオキシン国際会議・ダイオキシン国際NGOフォーラムで何が話し合われたのか?」
 ダイオキシン国際会議実行委員長で環境ホルモン学会会長の森田昌敏さんと、ダイオキシン国際NGOフォーラム実行委員長の藤原寿和さんから、国際会議とNGOフォーラムの報告がありました(NGOフォーラムの報告集をご希望の方は、本ニュースレター16ページをご覧下さい)。
3.記念講演
 午後からは、重金属問題をめぐる二つの講演がありました。
 一つは、森田昌敏さんから「重金属の人体影響及び重金属コントロールのあり方」、もう一つは、浅見輝男さんから「カドミウムなど重金属による土壌・農作物汚染」についてです。
4.あいさつ
 最後に、立川涼国民会議代表と中下事務局長から挨拶があり、今後も一層有意義な活動をしていくことを確認してお開きとなりました。
 【立川代表】 我々の行っているような運動はマジョリティでやるものではなく、少数派から始めるものだ。いつも課題がある一見厳しい状況の方が我々の運動にとっては良いとも言える。そういう意味では困った状況とも言える大変大きな国内外の動きがここ1年であった。
 民主党が参議院でマジョリティとなり、業界ばかり向いていた行政が、若干国民の方を向き始めた。IPCC、ゴアがノーベル平和賞を受賞し、EUスタンダードのようなビジネスが絡んでくるような広がりも起っている。これらのことからいろいろな展望が見えてきた。大変良い時代になりそうな予感がしている。
 【中下事務局長】 最後までありがとうございました。重金属の問題は一般市民にはわかりにくく、今回の記念講演会は大変内容の濃いものであったにもかかわらず、参加者があまり多くなかったのは残念でした。
 アスベストもそうですが、水銀(水俣病)にせよ、カドミウム(イタイイタイ病)にせよ、みんな昔のこと、終わった問題という意識が蔓延しています。しかし、これらは次世代への影響が懸念されており、私たちがダイオキシン環境ホルモンで取り上げてきたのと同じ問題です。10周年を機として、一般の人にも関心を持ってもらえるような試みをしていきたいと思います。みなさんもいろんなところで重金属の問題は終ったことではない、次世代に引き継がれるものだと声をかけていっていただき、さらなるご協力をお願いします。

 

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