ニュースレター 第47号 (2007年8月発行)
ダイオキシン国際NGOフォーラム(9月1、2日)にぜひご参加ください!!

国民会議事務局長 中下 裕子

●国際ダイオキシン会議が開催されます
 来る9月3日〜7日、「第27回国際ダイオキシン会議」が東京のホテル・オークラで開催されます。日本では、福岡(1985年)、京都(1993年)に続いて3回目の開催となります。
 会議には、国内はもとより、世界中から、ダイオキシン・環境ホルモンの専門家が集まって、最新の研究成果の発表や意見交換が行われます。既に内外から800名を超える参加申し込みがあり、この問題に対する国際的な関心の高さがうかがわれます。日本ではこのところダイオキシン・環境ホルモン問題が報道される機会が少なくなっているのですが、世界の科学者たちは、この問題は人類や野生生物にとって看過することのできない重大な課題であるとの基本認識に立ち、高い関心をもって研究を続けているのです。同会議では、国民会議からも、森脇靖子座長を中心とする食品チーム有志が、魚介類のダイオキシン汚染に関する国(環境庁、農水省)のデータの分析結果をとりまとめ、ポスターセッションで発表することになっています。
●NGOフォーラムを企画しました!
 ところが、同会議は学会なので、会議は全て英語で行われ、通訳は付きません。せっかく世界中の科学者が集まるのですが、これでは私たち一般市民は参加できないのが実情です。そこで、私たちは、国際会議の開始前の2日間にわたって、同会議に出席される科学者らの参加の下に、ダイオキシン・環境ホルモン問題の最前線を知り、今後の対策を考えるための「市民向けフォーラム」(通訳付き)を市民の手で開催したいと考えました。国民会議をはじめ、この問題に関心を持つNGOに呼びかけて実行委員会を結成し、企画を練り上げました。国際会議の組織委員会(議長:森田昌敏愛媛大教授)にもご協力をお願いしました。その結果、皆様のお手元の同封チラシのような、素晴らしい内容のNGOフォーラムの企画が出来上がりました。
●被害者・研究者・NGOが一堂に集う、世界初の企画―今すぐお申し込みを!
 私たちは、今回のフォーラムを、ダイオキシン・環境ホルモン汚染による被害の実態を正しく認識し、それを原点にして対策のあり方を提案する場としたいと考えました。そこで、第1日目は「被害の実情」を、第2日目は「研究・対策の最前線」を、それぞれ中心テーマに設定しました。
 ベトナム(枯葉剤)から、台湾油症、カネミ油症、さらにはイタリアのセベソまで、被害の実態報告と、その分野の第一人者による研究報告があります。台湾油症とカネミ油症については、被害者自身の生の声と、被害者支援に取組むNGOの活動も紹介します。日本の問題としては、魚介類を中心とする食品汚染の実情や、世界最高濃度の汚染を記録した大阪府能勢町の焼却場の労働者の被曝問題を取り上げます。
 さらに、被害実態を踏まえて、被害者対策のあり方について各界から意見をうかがいます。削減対策については、先進国スウェーデンから取組みを報告していただきます。そして最後に、日本の対策のあり方について、私たち自身の提言を発表し、今後の取組みにつなげていきたいと考えています。
 このように、被害者・研究者・NGOが一堂に集い、被害実態から対策のあり方まで考えるNGOフォーラムの企画は、おそらく世界でも初めての、大変意義深いものです。連続2日間のハードスケジュールですが、貴重な機会ですので、会員の皆様には、この機を逃されることなく、ぜひご参加下さいますよう、お待ち申し上げております。先順200名ですので、この記事を読まれましたら、直ちに、お申込みをお願いします。なお、日本におけるダイオキシン汚染の現状と私たちの提言をとりまとめたパンフレット(日本文・英文)を作成しました。ご利用の方は事務局までご連絡下さい。

 

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